ヤシ🌴ご購入~植栽
Ⅰ. 種類、サイズ、植える場所を選ぶ
1. まずはヤシの種類を選びましょう。
ヤシには様々な種類があります。弊社お勧めのヤシは、ココスヤシ、ワシントンヤシ、サバルヤシ、カナリーヤシです。お好みのヤシをお選びください。
2. 予算・見た目・持ち運び安さにあわせて、木のサイズを選びましょう。
購入の際は、以下の3つのポイントを考慮しましょう:
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予算:小さなヤシは安く、大きなヤシは高価になります。その他、運搬費用、植込み代等かかります。全体を把握し、予算を考えましょう。
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外観:庭の景観に馴染むようなヤシを選びましょう。当社は、できるだけ葉を枯れてからもそのまま維持することで、今後の幹が細くならないよう心がけております。その場の見栄えでヤシを決めるのは避けましょう。小さいヤシは、葉が地面近くに広く幅をとります。もしかしたら、大きいヤシより広さが必要になることもあります。大きく生長した樹木は若木に比べてはるかに高価になります。ヤシの幹の太さや状態、葉の張り出し方を考え、庭に馴染むようなヤシを選びましょう。
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携行性:ヤシは大きいため、運搬にはクレーン付きトラックが必要になります。所定の場所に植え込む際には、搬入が可能なのかを確認しましょう。
3. ヤシを植える場所を選びましょう。
平坦で傾斜の緩やかな前庭の方が植込みやすく、見栄えも映えます。大きなヤシの木は極めて重く、植え込む際には重機が必要になります。大型車両を乗り入れやすい場所であるのか確認が必要です。
4. 敷地内に地下埋設物のチェックをしましょう。
危険物である場合は、その上に穴を掘ったり車両を乗り入れることはできません。事前に必ずその地所の図面をチェックしましょう。必要とあれば、市または自治体の許可証、地図、事業計画書に目を通し、事業団体に連絡を取って地下埋設物の所在や配管の経路について確認しましょう。水道、天然ガス、石油、電気、電話などの配管や配線に損傷を与えては大変です。事前に弊社へご報告をお願いいたします。
Ⅱ. ご契約後のサービスチェック(ご要望により対応)
1. 水はけのチェック
木を植える箇所が最適な場所か確認をお願いしております。水はけの悪い粘土質であったり、地表に剥き出しの岩石や岩肌がある場合は土壌改良が必要になります。
チェック方法:
適度に湿気を含んだ箇所に深さ40cmの穴を掘ります。そして、穴を水で満たします(極度に乾燥した土、あるいは水気が多くグズグズした土では正確にテストすることはできません)。1、2時間で水が排出できるようであれば、その土は理想的な水はけです。12時間以内に排出できれば許容範囲といえます。24時間経っても排出されない場合は、その土は水はけに問題があるため、木を植える前に対策が必要になります。
2. 土壌のチェック
1.と同様、粘土質、岩石の土壌は、良質な土へ入れ替えを行っております。
Ⅲ.ヤシの植栽
1. 適切なサイズの穴に植込みます。
実際の「根鉢」の大きさと掘った穴の大きさを見比べ穴を適切なサイズに調整し植込みを行います。ヤシが大きい場合は重機が必要となります。
2. 植替えショックを最小限に抑えます。
根に付いた土は必要以上に落とさないように注意いたします。一見、根を解放できるように思われるかもしれませんが、実際のところ、これは根を傷める行為です。根に巻いてある麻縄は、そのまま植込みます。月日が経つことで腐食します。
3. 木を慎重に穴の中に置き、高さ調整を行います。
4. 木は自然のまま植えます。
ヤシの木は往々にしてその幹が緩やかな曲線を描いているため、重心をみて施工いたします。ヤシに負担をかけないよう無理な植込みは致しません。
ご購入時など事前に、ヤシの正面、傾きなどお好みを決めておきましょう。
例えば、日の当たる側を正面にするのも良いでしょう。また、居間から、、玄関から、、見てヤシの爽やかな雰囲気を感じたい!また、角度をつけて植樹してほしいなど、、みなさんの好みをお聞きしながら、施工させていただきます。
5. 樹冠にわずかに土が被る地点まで穴を埋め戻します。
水を含ませながら埋めていきます。
6. 基本的には、支え木は必要ありません。
ご希望により支え木施工を行います(※別途料金)。
Ⅳ.植栽後のお手入
1. 木がしっかりと根を張るまでは、できる限り頻繁に水やりをしましょう。
木がその地に根を下ろすまでの期間は、種類やサイズ、植込み環境により異なります。根に水がしっかり行き渡るよう、根の周りに土で堤を作ります。
最初の2、3週間は毎日水やりをして、以降の2、3か月は1週間ごとに行い、徐々に頻度を減らしていきましょう。
2. 植え込んでから6~8週間は肥料を与えるのは控えましょう。
基本的に肥料は必要ありません。
ヤシの木は「植替えショック」を起こしています。肥料はさらなる刺激を与えることになります。ショックを最小限に抑え、その後の生長を促進するためにも、庭に植えてから6~8週間は肥料を与えてはいけません。
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基本的に必要ではありませんが、肥料を与える時は必ず緩効性肥料を使いましょう。また、幹のすぐそばに肥料を与えてはいけません。栄養過多を防ぐためにも、肥料は幹から30~60cmは離れた場所に与えましょう。
3. 枯葉の処理、剪定作業につて
周りの葉が枯れ、枝垂れてきたら剪定を剪定を行いましょう。枯葉を残したまま樹形を考えながら剪定をお勧めしています。
ノコギリを使用し枯れ葉の根元を切ります。手が届かない時は、ハシゴを用いて剪定を行います。ヤシは、品種により棘などがあります。剪定の際は、気を付けて行ってください。
ポイント
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全長1mを超えるサイズのヤシは、重量は500㎏を超えるため、重機が必要になります。
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クレーン付きトラックが搬入可能な場所
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クレーン付きトラックは、2m~4m範囲内への植込みが基本となります。
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施工場所の確認後となりますが、ラフタークレーンや重機を用いて施工も可能です。
お客様へお願い
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ヤシの木を植える前に、上記(ポイント)のご確認をお願いしております。
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庭の下に思わぬ地下埋設物が設置されていることもあります。ユンボなどを使って穴を掘る為事前に報告をお願いしております。